こんにちは。宮台です。
今日のワンセルフカードは【与】
バラの花が印象的な一枚です。
思うことはいろいろあるけど、何を書こうかなと思って、このカードをじーっと10秒くらい見つめみました。
すると浮かび上がってきたのが、
「バラの名前を知らなくても、バラを愉しむことはできる」
でした。
わたしの趣味の一つに、美術館(美術展)に行くというのがあります。
美しい絵画を眺めるのが好きなのです。
初めて行ったのは中・高校生くらいの頃だったと思います。
横浜高島屋で開催されたとある近・現代絵画の展覧会が「おもしろかった」のです。
なにが面白いかというと、バラエティーに富んだ作品による展示構成。
見てるだけで気持ちがは弾むようなお祭りを描いた作品から、農夫の落ち穂拾いの様子を描いたもの(ミレー)。
CGによる切り絵のようなポップアートもありました。
今でこそ、ああこの人は有名な画家さんだ、有名な作品だとわかりますが、
当時はまだそんなによく知らずに、ただ眺めてて面白い展示会だな~と、おもしろがっていました。
ジャン=フランソワ・ミレー – CgHjAgexUzNOOw at Google Cultural Institute, zoom level maximum, パブリック・ドメイン, リンクによる
その後も今に至るまで、興味があるテーマの美術展があれば、足を運ぶようになりました。
わたしと同じように、美術展・美術館に行かれる方ならご存知だと思いますが、展示作品の横に解説パネルも設置されてることあるんですよね。
以前は、そういったパネルなんかも全部目を通していました。
一つ一つの作品をじっくり眺めていました。
なので、一通り見て回るのに2~3時間かかるのが当たり前でした。
もうヘトヘトです^^;
結構、歩き回るし(体)、解説読んで理解しようとするし(頭)。
そんな私の、芸術作品の楽しみ方を一変させた出来事があります。
「臨床美術」というアートセラピーを習いに行ったことです。
そこで教えられたのは、
「本来、芸術とは、”きれいだな~” ”好きだな~”と感じて(心)楽しむこと。それだけでいいんです」
ものすごいシンプルな教え(笑)
だけど、目から鱗が落ちました。
それ以来わたしは、解説パネルがあってもすべて読まなくなりました。(どうせその場で読んでわかった気になっても、すぐ忘れるし…笑)
まず、作品を見て。
解説を読みたいな、と感じたときだけ読みます。
また、展示作品すべてをじっと見るということもなくなりました。
気に入った作品は、その前に立ち止まって長い時間たのしみます。
一旦先に進んでも、また戻って見に行くということもあります。
逆に、あまり琴線に触れない作品は、さーっと眺めて終わりにしてしまいます。
不思議なことに、この方が満足度が高いのです(笑)
しかも疲労度がぜんぜん違う(笑)
「せっかく来たんだから、隅々まで味わい尽くそう」
おそらく、以前はこういう気持ちでいたんでしょうが、
それが満足度につながるかどうかは別の話でした。
…、と、こんな風につらつらブログを書いてるうちに、ふと思い立ちました。
「かつては、すべてにおいてこんな感じの生き方をしていたんじゃないか?」と。
つまり、極めること・達成すること・制覇しようとすることばかりを重視していたんではないか、ということです。
あるいは、(体)と(頭)に偏って疲労させて、(心)が置いてけぼりになっていた…?
大事なことなので何度も言ってる(書いてる)ことですが、どれか一方向に偏りすぎるというのは自分を生きづらくするんですよね。
TCカラーセラピーでは、(体)(頭)(心(それ以外))のバランスを見るセッションがあります。
今の自分はどれかに偏りすぎてないか。
ただ認識することで、解決する悩みがあるかもしれませんよ?