今日は茶色についてのお話。
『茶色』と言われたときまっさきに思い浮かぶ色はどんな色でしょうか?
こんな感じ?
これも
こういうのとか…
立派な茶色!
『茶色』に限らず色というものは連続しているので、ここからここまでが○色という明確な基準はあってないようなものです。
※一説には人間が認識できる色は700万とも1000万とも言われているので、その微妙な差異から範囲付けるのは非常に難しいといえます。
色名の表記方法にはいくつかの種類がありますが(JIS系統色名・PCCS・マンセルなど)、一般的には『茶色』と言うと『赤や黄色に黒を混ぜた色』で伝わります。
私は小学生の頃、「今日は赤、青、黄、黒、白だけで風景画を描きましょう」なんて図画の授業でありました。
そんな時、土や木を描くために赤(黄)と黒を混ぜて茶色を作っていました。
赤や黄が入っているからでしょうか。
茶色ってどこかあたたかみを感じさせる色だと思いませんか?
その人の似合う色を診断するパーソナルカラーにおいても、茶色はWARM(イエローベース)のグループの色です。
そして、茶色から連想される土や木という物質からもあたたかみを感じます。
そう。
茶色というのは私たちが生きている自然…大地の色なんですね。
大地は、『母なる大地』とも言われるようにあらゆる生命を生み育てています。
同じようにあたたかみを感じさせる赤や黄よりも、もっとさりげない、ぬくもりのイメージです。
TCカラーセラピーにはダークという色名で、茶色のボトルが存在しています。
『闇』『試練』と言った、一見ネガティブなキーワードを持っているこの色。
ダークのボトルを選ぶ時というのは、完全に外界とシャットダウンしているのではなく実はさりげないぬくもりを求めている時なんではないか…
そんな風にも感じました。